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島根県内で活動中の占い師 島谷実郷(しまやみさと)のブログです

星座と天体⑪~冥王星と12星座~

 
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絶対的権力を有する『筆頭株主』 

冥王星は1930年に発見された、比較的新しい星です。

10天体の中でももっとも動きが遅く、星座をひとつ移動するのに20年以上かかります。

そのため、最初にかに座で発見されてから今まで、まだ7つしか星座を移動していません。

そんな冥王星が司るのは、絶対的かつ不可逆的な変化です。

ちょうど会社にとっての筆頭株主のように、冥王星の下す決断には抗えません。

ときに、自分の人生は自分のもののようで、何か見えない力に操られているように思えることもあるでしょう。

この、外部からの理不尽かつ不可解な働きかけを象徴するのが冥王星です。

冥王星は個人の人生だけでなく、ひと世代にわたって広く影響を及ぼします。

生まれた日の冥王星を知ることで、自分が今、どのような時代の節目に立たされているのかを理解できるのです。

まずは自分が生まれた日の冥王星をチェック!

冥王星についてはこちらの記事でも触れています。

 

おひつじ座

冥王星は発見されて以降、おひつじ座に入ったことはまだありません。冥王星が初めておひつじ座に入るのは2060年以降といわれています。そのため資料が少なく、冥王星自体も影響をはかるのが難しい星であることから、おひつじ座の筆頭株主については未知の部分が多いです。新たな時代をもたらす先導者。ときに痛みをともなうような手段で既存の体制を破壊し、その後、更地になった土壌の上に生活を築いていくような、わかりやすいリセット・リスタートが行われると予想されます。

 

おうし座

冥王星は発見されて以降、おうし座に入ったことはまだありません。そのため資料が少なく、冥王星自体も影響をはかるのが難しい星であることから、おうし座の筆頭株主については未知の部分が多いです。所得や財産など、『富』に関する価値観を破壊し、再構築を促すと考えられます。既存の概念における『豊かさ』が一旦は失われますが、その後、新たな価値観における『豊かさ』を一から育んでいくような時代が訪れるでしょう。

 

ふたご座

冥王星は発見されてから現在まで、ふたご座に入ったことがありません。そのため資料が少なく、冥王星自体も影響をはかるのが難しい星であることから、ふたご座の筆頭株主については未知の部分が多いです。これまで人類が積み上げてきた知識、そして個々人の知性や学習能力など、『知』にまつわる領域に変革をもたらすでしょう。情報の伝達・流通、コミュニケーションの分野でも、徹底した改革が行われます。

 

かに座

冥王星は発見された1930年から1939年まで、かに座に留まっていました。かに座の筆頭株主は家庭や生活など、極めて身近なテーマに焦点をあてます。これまで当然とされてきた家庭のあり方が否定されたり、生活が立ち行かなくなったりすることがあるかもしれません。集団への帰属を強要される、あるいはこれまで属していた集団から離脱し、個に立ち返らせるような経験を余儀なくされるでしょう。

 

しし座

冥王星は1939~1957年まで、しし座に留まっていました。しし座の筆頭株主は組織や社会における権力構造や格差にメスを入れます。各々の幸福を追求する自由と権利を巡って、既存の権力と対立し、力関係をひっくり返すことすらあるでしょう。個性や独自性を尊重し、自分の生き方を貫く姿勢に誇りを持っています。自身の意志を曲げたり、最終的な決断を外部へ委ねることに、強い嫌悪感を覚えるでしょう。上下関係が厳しい世代や、責任転嫁がまかり通る組織にはなかなか馴染めません。

 

おとめ座

冥王星がおとめ座に入っていたのは、1958~1971年のあいだです。おとめ座の筆頭株主は、社会や組織を管理する体制を改革し、各々がより効率的かつ効果的に役目を果たすことができるシステムを構築します。また、これまで常識とされてきたモラルや道徳を疑い、矛盾を暴くのも、おとめ座の筆頭株主が果たすべき使命のひとつです。組織や社会だけでなく、自分自身の管理・分析を徹底し、期待された役割を果たすことを良しとします。

 

てんびん座

冥王星がてんびん座に入っていたのは、1972~1984年のあいだです。てんびん座の筆頭株主は、社会的な規範や建前の前に抑圧されていた『人間関係』の真実を暴きます。結婚制度や家族制度はもちろん、時代にそぐわないうわべだけの社会制度にも改革をもたらすのが、てんびん座の筆頭株主に課せられた使命です。この世代においては、新たな人間関係のあり方や実験的な制度にも特に抵抗を示すこともなく、実際の生活の中にすんなりと取り入れてしまえるようです。

 

さそり座

冥王星がさそり座に入っていたのは、1984~1995年のあいだです。さそり座の筆頭株主は、これまで人々があえて触れずにいた禁忌やタブーに、正面から切り込みます。やや厭世的なきらいがあり、自分が置かれている時代に期待を寄せていないことから、モラルや倫理にとらわれない人や、自ら破滅的な生き方を選択する人も少なくありません。一方で、一度深い関係を築いた人や組織とは、互いの境界が曖昧になるほど親密な関係になろうとします。しかし、実際はどう足掻いても乗り越えられない障壁にぶつかり、苦悩する場合が多いようです。

 

いて座

冥王星がいて座に入っていたのは、1995~2008年のあいだです。いて座の筆頭株主は、異なる世界の思想や文化を積極的に取り入れることで、自分が帰属する社会に新たな風を取り入れようとします。海外のみならず、精神世界や霊的世界など、およそ日常とはかけ離れた世界に飛び込もうとする人が多いです。哲学や宗教を通じて、新たな視野を獲得する人もいるでしょう。宗教家や霊能者を介することなく、自ら神秘的な世界に触れようと実践する場合もあります。

 

やぎ座

冥王星が2008~2023年のあいだ、やぎ座に留まります。やぎ座の筆頭株主は政治や法律、憲法など、社会や組織を統治するしくみに目を向けます。支配者の交代やルールの刷新を強く求めるでしょう。誰もが豊かな世界、豊かな生活を切望しますが、利益を追求するあまり、社会の一部分に利益が集中するような歪な社会構造が形成されてしまうかもしれません。一方で、経済格差がはっきりとするにつれ、それまで軽視されがちだったローカルな人間関係や温情といったものの価値が見直されるでしょう。

 

みずがめ座

冥王星は発見されて以降、みずがめ座に入ったことはまだありません。2023~2043年のあいだ、みずがめ座に留まるといわれています。そのため資料が少なく、冥王星自体も影響をはかるのが難しい星であることから、みずがめ座の筆頭株主については未知の部分が多いです。誰もが自身の個性を表現できる、平等な社会を創造します。世の中の変革に対する危惧やためらいがなく、急進的に革命を行うきらいがあるようです。

 

うお座

冥王星は発見されて以降、うお座に入ったことはまだありません。2043~2068年のあいだ、うお座に留まるといわれています。そのため資料が少なく、冥王星自体も影響をはかるのが難しい星であることから、うお座の筆頭株主については未知の部分が多いです。理性や理論よりも、感情や直感を重視する風潮が社会全般に伝播する可能性があります。利益を度外視して、社会全体で弱者を守ろうとするでしょう。本人も情に厚く、奉仕精神が旺盛です。

 

さらに詳しく

星座の意味について詳しく知りたい方にはこちらの書籍もおすすめです。

電子書籍版も刊行されています。

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※天体がもつ意味や性質はここに記した内容が全てではありません。

占者や占術により解釈は異なります。

より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。

占い師紹介

f:id:atakagi0101:20220227204110j:plain島谷実郷(しまや みさと)

占星術師・タロット占い師。 探偵事務所調査員や納棺師、ライターなどの職業を経て2017年『占い処 十一時屋』を設立。 2020年5月島根県へ移住。 現在は松江市や出雲市を中心に対面鑑定を行うかたわら、チャットやSNSを利用したオンライン鑑定も受付中。

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