おうし座(金牛宮 Taurus)
エレメント:地
クォリティ:不動宮
ポラリティ:女性宮
キーワード:I have(私は所有する)
対応する部位:首
タロットカード:女帝、教皇、ペンタクル5、ペンタクル6、ペンタクル7、光(エテイヤ)など
(対応するカードはタロットの種類により諸説あります)
優れた五感を司る芸術家の星座
おうし座はてんびん座と同じく、愛や芸術を司る金星を支配星とする星座です。
そのため、優れた美的感覚を備えています。
しかし、てんびん座が多くのものの中から比較したうえでより優れたものを選定するのに対し、おうし座は自分にとって必要なものを直感的に選び取ります。
ほとんど動物的とも思われるようなその感覚は、おうし座の優れた五感に起因するものです。
見る、聞く、触る・・・という感覚のすべてを駆使して、他人の意見や評判ではなく、自分のセンスに従って、自分のとって心地良い空間や人間関係を構築していきます。
おうし座の身の回りにはあってもなくてもいいという嗜好品のようなものはほとんどなく、すべてがおうし座の生活や人生に必要な要素なのです。
綺麗に飾ったり、遠くから見ているだけでなく、実際に触れたりにおいを嗅いだりして存在を感じられる距離に確保したがる性質も、おうし座が所有の星座と呼ばれる由縁かもしれません。
そうして好きになったものを全力で庇護していく反面、自分の美的感覚にそぐわないものに対しては排他的です。
しかも、一度無理だと感じてしまったものは再評価の余地も与えないかたくなさがあります。
おうし座をサポートするパワーストーン
計算や理論よりも生理と勘を優先し、野生動物を思わせるような優れた感性を備えるおうし座には、空色や緑などの自然を思わせる色彩や、オレンジやレモンイエローなどのビタミンカラーがよく似合います。
おうし座の長所であり強力な武器でもある五感を、さらにパワーアップさせてくれるのがひすいです。
おうし座にとっての人生の豊かさとは、すなわちどれだけお気に入りが見つかるかです。
ひすいがおうし座の生まれ持った感性をさらに研ぎ澄まし、まだ見ぬお気に入りを探し出すセンサーの感度を高めてくれるでしょう。
さらに、一度見出したお気に入りを守り通すのが、おうし座にとっての使命であり生きがいとも言えます。
逆に言えば、お気に入りを失ったり、自分の居場所を侵害されたりすることはは、おうし座にとって致命的なストレスとなり得るのです。
持ち主はもちろん、近しい人を病気や凶事から守ってくれるサードオニキスや、不安や緊張を和らげ体力の回復をサポートしてくれるマラカイトは、いざというときにフィジカルとメンタルの両面からおうし座を支えてくれる心強いお守りとなるでしょう。
境界(カスプ)に生まれた人へ
雑誌に載っている星占いや星占いによっては、4/21~5/20生まれの人がおうし座生まれだったり、4/20~5/21までおうし座とされていたりと、日付が1日ほど前後することがあります。
これは、生まれた年によって太陽がおうし座にとどまる期間が異なるためです。
そのため、自分はおうし座だと思っていた人も、本当はおひつじ座だったり、ふたご座だったりする可能性があります。
ただし、境界となる日に生まれた人は隣り合ったふたつの星座の性質をあわせ持っているため、どちらか迷ったときには両方の運勢を見ておくといいかもしれません。
さらに詳しく
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※星座がもつ意味や性質はここに記した内容が全てではありません。
占者や占術により解釈は異なります。
より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。
占い師紹介
島谷実郷(しまや みさと)
占星術師・タロット占い師。 探偵事務所調査員や納棺師、ライターなどの職業を経て2017年『占い処 十一時屋』を設立。 2020年5月島根県へ移住。 現在は松江市や出雲市を中心に対面鑑定を行うかたわら、チャットやSNSを利用したオンライン鑑定も受付中。