おとめ座（処女宮 Virgo）
支配星：水星（Mercury）
エレメント：地
クォリティ：柔軟宮
ポラリティ：女性宮
キーワード：I analyze（私は分析する）
対応する部位：腹
タロットカード：隠者、ペンタクル8、ペンタクル9、ペンタクル10、空（エテイヤ）など
（対応するカードはタロットの種類により諸説あります）
秩序と高潔を司る星座
12星座中一番の苦労人は？と問われると、私は真っ先におとめ座が思い浮かびます。
たとえばおひつじ座のように自ら未知の領域に飛び込んでいく人や、しし座のようにドラマチックな生き方を志す人なら、トラブルやピンチに見舞われやすいのもわかるような気がします。
しかし、おとめ座はどちらかというと注目を集めたり、前に出て人を引っ張っていったりするタイプではありません。
それなのに、なぜ苦労が多いかというと、常に先回りして誰かがやり残したぶんまでフォローしてしまうからです。
実際、おとめ座にはそれが出来るほどの観察眼と行動力があります。
相手をよく観察し、弱点を見抜いたうえで「のちのちこういう取りこぼしがあるかも」というところまで見抜いてしまいます。
もちろん「ここまでしたら自分が故障してしまうかも」「あまり先回りしすぎると、これからも当然のように自分にお鉢が回ってくるかも」という計算がないわけではありません。
それでも秩序を守るためという目的のもと、縁の下の力持ちを引き受け続けるのです。
おとめ座の見据える秩序とは、何も世の中の規律や法律などの大規模な範囲を指すわけではありません。
職場や家族など、己の生活を取り巻く最小限の単位であっても、身近な人たちが心身ともに安全に健康に過ごせる方法を模索した結果、秩序や規律を重んじるという結論に達するのです。
おとめ座をサポートするパワーストーン
支配星である水星を象徴する黄色のほか、見ているだけで心ややすらぐ緑や茶色などのアースカラーが、おとめ座と相性の良いカラーと言えるでしょう。
何かと気苦労の多いおとめ座なので、心身の健康を保つためにも癒しを求めたりリラックスできる時間を確保することは重要な課題、義務とも言えます。
そこで、強力なサポーターとなるのが、優れた癒しのパワーをもつアベンチュリンです。
自律神経を整え、安眠や疲労回復をサポートしてくれます。
また、いくら観察力や処理能力に秀でていても、影の努力がいつまでも日の目を見ないようでは、いつしかやる気も枯渇してしまいます。
目立つのが苦手なおとめ座ではありますが、クリソプレーズやペリドットが内に潜む才能や魅力を照らし出し、未来への展望を切り開く手助けをしてくれるでしょう。
境界（カスプ）に生まれた人へ
雑誌に載っている星占いや星占いによっては、8/23～9/23生まれの人がおとめ座生まれだったり、8/22～9/22までおとめ座とされていたりと、日付が1日ほど前後することがあります。
これは、生まれた年によって太陽がおとめ座にとどまる期間が異なるためです。
そのため、自分はおとめ座だと思っていた人も、本当はしし座だったり、てんびん座だったりする可能性があります。
ただし、境界となる日に生まれた人は隣り合ったふたつの星座の性質をあわせ持っているため、どちらか迷ったときには両方の運勢を見ておくといいかもしれません。
さらに詳しく
星座の意味について詳しく知りたい方にはこちらの書籍もおすすめです。
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※星座がもつ意味や性質はここに記した内容が全てではありません。
占者や占術により解釈は異なります。
より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。
占い師紹介
島谷実郷（しまや みさと）
占星術師・タロット占い師。 探偵事務所調査員や納棺師、ライターなどの職業を経て2017年『占い処 十一時屋』を設立。 2020年5月島根県へ移住。 現在は松江市や出雲市を中心に対面鑑定を行うかたわら、チャットやSNSを利用したオンライン鑑定も受付中。
