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島根県内で活動中の占い師 島谷実郷(しまやみさと)のブログです

天体とハウス⑩ ~第9ハウス~

 

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ここではない広い世界へと飛び出していく『飛躍』のハウス

第1ハウスをおひつじ座と定めたとき、いて座にあたるのが第9ハウスです。

3区分ではキャデントハウス、活動宮に分類されます。

いて座はその名の通り弓から放たれた矢が遠まで飛んでいくように、境界を飛び越える性質をあらわす星座です。

そのため、第9ハウスもここではないどこか別の世界への憧れや、新しい世界への旅立ちと深く関係しています

第9ハウスに入っている天体やサイン(星座)に注目することで、その人の憧れる世界や学習の傾向などがわかります。

まずは 自分が生まれた日のホロスコープ(出生図)を作ってみましょう

第9ハウスと天体

太陽

太陽はその人の基本となる性格や主体性、社会性、生命力などを象徴する天体です。

太陽が入っているハウスを見ることで、その人が最も生き生きと輝ける場所、生きている実感や生きがいを感じられる場所を読み取ることができます。

第9ハウスに太陽が入っている人は、自分が生活している場所とは違った、どこか遠い世界に強く憧れる傾向が見られます。

実際に海外で生活をしたり、異国の分野や言語を積極的に学んだりする人も多いです。

フットワークが軽く、国境や文化の壁に縛られない自由な生き方を志向します。

生まれた日の太陽が持つ意味について詳しくはこちら

出生図における月はその人の生まれついての性格や感受性、潜在的な欲望などを現します。

いわばその人の最も原始的な部分、その人の中に眠る子どもの部分と考えるとわかりやすいかもしれません。

月が入っているハウスを見ることで、その人の情緒や感情表現のクセなどがわかります。

第9ハウスに月が入っている人は知的好奇心が満たされるとき、つまり勉強をしているときや、思索や哲学に耽っているときに安心感を覚えます。

特に哲学や心理学、あるいは宗教など、心理の深い部分に根ざした分野に強く惹かれるでしょう。

生まれた日の月が持つ意味について詳しくはこちら

水星

出生図における水星は、自分という人間にまつわる情報を世界に発信したり、世界で何が起こっているかという情報を受信したりといった『情報』を司る天体です。

水星が所属するハウスを見ることで、その人のコミュニケーションの傾向がわかります。

第9ハウスに水星が入っている人は、勉強を教えられたり、教えたりすることで人脈が拡大していく傾向があるようです。

常に向学心旺盛で、獲得した知識を実際の仕事や生活に反映させたり、世の中に広めたりすることに喜びや楽しみを覚えます。

教師やコンサルタントなど、専門的な知識を求められたり、その知識を活かして人を指導したりする仕事に適性が高いです。

生まれた日の水星が持つ意味について詳しくはこちら

金星

愛と美を象徴する天体である金星は、出生図においても恋愛や芸術と深い関係があります。

金星が属するハウスを見ることで、その人の恋愛の傾向や、愛情を注ぐ対象などを読み取ることができます。

第9ハウスに金星が入っている人は海外の料理やファッションを嗜んだり、旅行をしたりなど、趣味や楽しみの対象が異国や異文化に向きやすいようです。

恋愛や人間関係においても学びを求め、新たな世界を見せてくれたり、自分が知り得ない知識や情報を与えてくれたりするパートナーを理想とします。

 生まれた日の金星が持つ意味について詳しくはこちら

火星

勇気や行動力、攻撃性などを司る火星は、人生の荒波を切り開き勝利を手にするために突き進む戦士の星です。

火星が属するハウスを見ることでその人が闘志を発揮するステージ、情熱を注げる場所や事柄がわかります。

第9ハウスに火星が入っている人は、自分が生まれ育った地域やコミュニティよりも、さらに広い世界で活躍したいという野心が、仕事や勉強へ向かうモチベーションへとつながります。

志の高い理想主義者ではあるものの、しばしば自らの理想を周囲に押しつけてしまうこともあるため注意が必要です。

生まれた日の火星が持つ意味について詳しくはこちら

木星

拡大や発展を象徴する木星は、仕事や財産、人脈など物質的・金銭的な豊かさとも関わりが深い星です。

木星が属するハウスを見ることで、その人が多くのものを手にする場所、恩恵を受けやすい場所がわかります。

第9ハウスに木星が入っている人は、グローバルに活躍する仕事により財を成す傾向が見られます。

好奇心や向学心が旺盛で、自分が知らない世界や文化を追求するうち、身につけた知識が仕事につながることもあるでしょう。

善良かつ偏見にとらわれないおおらかな心の持ち主で、年齢やバックグラウンドを問わず多くの人に愛されるでしょう。

生まれた日の木星が持つ意味について詳しくはこちら

土星

土星は試練や抑制、忍耐、責任などを司る天体です。

土星が入っているハウスを見ることで、その人が試練や課題を課せられる場面や、自分自身を貫くルールの在りかなどがわかります。

第9ハウスに土星が入っている人は堅実で地に足がついた思考を持つ一方、冒険には及び腰です。

簡単に自らのテリトリーから逸脱したり、グローバルな価値観で物事を判断しようとしたりはしないものの、責任感が強くどっしりとした安定感があることから、地元のコミュニティや職場からは多くの信頼を集めるでしょう。

生まれた日の土星が持つ意味について詳しくはこちら

天王星

天王星は改革や変化、独立心などを象徴する星です。

天王星が属するハウスを見ることで、その人が個性やアイデンティティを見出す場所や、自分らしさを発揮できる場所がわかります。

天王星が第9ハウスに属する人は新しい世界を求めて冒険を続け、行く先々で思想や価値観を刷新していくことにより、アイデンティティを確立しようとします。

常に俯瞰的かつグローバルな視点から物事を見つめ、既存の価値観や常識からは考えられない自由で独創的なアイデアを打ち出すのが得意です。

生まれた日の天王星が持つ意味について詳しくはこちら

海王星

海王星は感性や想像力、第六感などを司る天体です。

海王星が属するハウスを見ることで、その人が感性を刺激される場所や、夢や理想を託せる場所がわかります。

第9ハウスに海王星を持つ人は宗教やスピリチュアルなど、神秘的な世界に強く惹かれる傾向が見られます。

実際に直感が鋭く、生まれ持った才能をうまく活かせれば収入につながるかもしれません。

また、豊かな感受性と博愛精神を持ち合わせていることから、ボランティアや奉仕活動にも熱心です。

生まれた日の海王星が持つ意味について詳しくはこちら

冥王星 

冥王星は破壊や再生、絶対的な権力など、不可抗力的な力を司る天体です。

冥王星が属するハウスを見ることで、その人が権力を握る場所、あるいは逆らえない運命などを読み取ることができます。

第9ハウスに冥王星を持つ人は異国の文化や言語との出会いにより、人生が大きく左右される可能性があります。

自己を改革したい欲求が強く、人の心や社会の心理に触れることで、自らの思想や価値観が覆されることを強く望んでいるようです。

周囲から異端と認識されることを恐れず、むしろ常識や社会通念から逸脱している思想や哲学ほど強く関心を惹かれるでしょう。

生まれた日の冥王星が持つ意味について詳しくはこちら

  

第9ハウスとサイン(星座)

天体とハウス① でも触れたように、ハウスの位置は使用するハウスシステムにより異なるものの、一つのハウスが複数の星座を跨いでいることは難しくありません。

そのような場合は、ハウスの中にどのサインのカスプ(境界)が入っているかに注目しましょう。

カスプが入っているサインを見ることにより、そのハウスが担当する分野(家庭、仕事、パートナーなど)が、人格や生き方にどのような影響を与えるかを読み取ることができます。

おひつじ座

おひつじ座のカスプが第9ハウスに入っている人は、将来的に注目を集めることになる分野や技術をいち早く発見する嗅覚に長けています。

自らもパイオニアの素質を秘め、先進的なアイデアや意見を積極的に発信しようとしますが、ときに熱が入りすぎて相手にうまく伝わらないこともあるようです。

おひつじ座ってどんな星座?詳しくはこちら

おうし座

おうし座のカスプが第9ハウスに入っている人は、精神やスピリチュアルなど抽象的な世界よりも、実際の仕事や生活で実践的に活用できる知識や技術を重視し、習得しようとする傾向があります。

異文化よりも生まれ育った国や地域の文化を重んじ、自ら伝統の担い手となることも少なくありません。

おうし座ってどんな星座?詳しくはこちら

ふたご座

ふたご座のカスプが第9ハウスに入っている人は、ひとつの分野を深く突き詰めるよりも、興味を持った分野を広く学ぼうとする傾向が見られます。

一定の思想に偏りすぎることなく、さまざまな視点や価値観をバランスよく取り入れたものの見方ができる人です。

ふたご座ってどんな星座?詳しくはこちら

かに座

かに座のカスプが第9ハウスに入っている人は、理屈や理論よりも、情緒や感情に寄り添った考え方をしようとする傾向が見られます。

また、身内や親友など、信頼する人からの教えをいつまでも守ろうとするため、先進的な思想や価値観にはなかなか馴染めない一面もあるようです。

かに座ってどんな星座?詳しくはこちら

しし座

しし座のカスプが第9ハウスに入っている人は、人から教わった思想や価値観をそのまま鵜呑みにするのではなく、オリジナルの哲学を組み立てるために知識を吸収しようとする傾向があります。

石橋を叩いて渡るような慎重で堅実な生き方よりも、多少無鉄砲でも自分の美学に正直でいられる生き方に憧れを抱きやすいようです。

しし座ってどんな星座?詳しくはこちら

おとめ座

おとめ座のカスプが第9ハウスに入っている人は、物事の心理や哲学に対する関心は高いものの、重箱の隅をつつくように矛盾を暴き出したり、批判に夢中になってしまったりして、なかなか学習がはかどらないケースが見られます。

実生活に役立つ知識や資格の習得には熱心な一方で、抽象的で曖昧だったり実用性を感じられなかったり分野には関心を示さず、学習の必要性も感じません。

おとめ座ってどんな星座?詳しくはこちら

てんびん座

てんびん座のカスプが第9ハウスに入っている人は、思想や哲学においても調和や美意識を重視します。

客観的に見てバランスが取れているか、一定の美学を感じられる分野でなければ、学習する必要を感じられないようです。

また、人から教わったり人に教えたりすることを通じて、人脈が拡大することも少なくありません。

てんびん座ってどんな星座?詳しくはこちら

さそり座

さそり座のカスプが第9ハウスに入っている人は、体得した知識や情報をそのまま取り入れるのではなく、深く分析することで、自らの血肉とする傾向が見られます。

一般常識や社会通念にはあまり興味がなく、むしろそこから大きく外れた思想や哲学に関心を惹かれやすいようです。

さそり座ってどんな星座?詳しくはこちら

いて座

いて座のカスプが第9ハウスに入っている人は、文化や思想にせよ哲学にせよ、曲解したり批判したりすることなく、ありのままを素直に受け止める性質の持ち主です。

特に、異国の文化や言語に関心を抱きやすく、グローバルな分野で活躍する可能性も高いです。

いて座ってどんな星座?詳しくはこちら

やぎ座

やぎ座のカスプが第9ハウスに入っている人は、土着の文化や伝統を重んじ、年長者からの教えを忠実に守ろうとする傾向が見られます。

学習やコミュニケーションにおいてはわかりやすさや伝わりやすさを重視し、抽象的な表現や比喩を即座に理解できないケースもままあるようです。

やぎ座ってどんな星座?詳しくはこちら

みずがめ座

みずがめ座のカスプが第9ハウスに入っている人は、前時代的な古い体質や考え方を嫌い、より先進的な分野か価値観を積極的に学ぼうとします。

ただし、学習においては時代や分野の壁にとらわれることなく、古代文明から最新技術まで、興味さえ惹かれれば分け隔てなく習得しようとするでしょう。

みずがめ座ってどんな星座?詳しくはこちら

うお座

うお座のカスプが第9ハウスに入っている人は、精神世界やスピリチュアルな世界など、神秘的でロマンティックな分野に強く惹かれる傾向が見られます。

自らの思想を広く分かち合いたいというよりは、ひとりで哲学に埋没したいタイプで、空想や夢想に耽る時間を何より心地よく感じるかもしれません。

うお座ってどんな星座?詳しくはこちら

第9ハウスに天体がない場合の読み方はこちら

さらに詳しく

ハウスの意味について詳しく知りたい方にはこちらの書籍もおすすめです。

電子書籍版も刊行されています。

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※ハウスがもつ意味や性質はここに記した内容が全てではありません。

占者や占術により解釈は異なります。

より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。

占い師紹介

f:id:atakagi0101:20220227204110j:plain島谷実郷(しまや みさと)

占星術師・タロット占い師。 探偵事務所調査員や納棺師、ライターなどの職業を経て2017年『占い処 十一時屋』を設立。 2020年5月島根県へ移住。 現在は松江市や出雲市を中心に対面鑑定を行うかたわら、チャットやSNSを利用したオンライン鑑定も受付中。

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