タロット占いを始めるなら何が必要?あると便利なツールを紹介では、より占いやすくするためのアイテムとしてペンデュラムをおすすめしました。
ペンデュラムとはいわゆる振り子のことで、主にダウジングという占術に用いられます。
もちろんダウジング単体で占うことも可能ですが、ダウジングの魅力はタロット占いをはじめ、さまざまな占いと組み合わせることができるという点です。
そこで、今回はダウジングの方法やペンデュラムの選び方などを紹介します。
- そもそもダウジングとは?
- ペンデュラムを使ったダウジングの方法
- ダウジングは他の占術と組み合わせることもできる
- ペンデュラムの選び方
- ペンデュラムのお手入れ方法
- 結局ダウジングは当たるのか?
- 占い師紹介
そもそもダウジングとは?
ダウジングの起源についてはさまざまな説が提唱されていますが、現在伝わっているダウジングの技法は、15世紀頃には確立していたといわれています。
さらに、ダウジングの原形となった木の枝や棒を使った占いは、古代ギリシャや古代ローマの時代には既に行われており、国や宗教を問わず世界各地で同様の占術が用いられた記録が残っているようです。
なお、ダウジングを使って占う人をダウザーと呼びます。
ダウジングはもともとは水脈や金脈を探る手段として使われていました。
その頃は振り子より、むしろL字やY字のロッドが主に採用されていたようです。
ロッドを使ってダウジングを行う際は、まずロッドを両手で持ち、探索したい場所を歩き回ります。
棒が左右に開いたり揺れたりするポイントがあれば、そこを掘り進めることで水脈や金脈に行き当たるというわけです。
ダウジングロッドは現在でも販売されていますが、持ち歩くのは少し大掛かりかもしれませんね。
そこで、ロッドよりもさらに携帯しやすく、さり気なく使える道具としてペンデュラムがあります。
ペンデュラムを使ったダウジングの方法
ペンデュラムを使った占い方は非常に明快です。
①ペンデュラムのチェーンまたは紐を持つ
②質問したいことを心の中で思い浮かべる、もしくは口に出して言う
③ペンデュラムの反応を見る
以上の3ステップです。
①ペンデュラムのチェーンまたは紐を持つ
ペンデュラムには必ずこう持たなければならない、という持ち方はありません。
指先でつまむように持つ人もいれば、綱引きの綱を持つように手の中へ握り込む人もいます。
どのような持ち方にせよ、振り子がきちんと揺れるように、7〜10cmほど長さをとったほうがよいでしょう。
②質問したいことを心の中で思い浮かべる、もしくは口に出して言う
ペンデュラムに質問をするときに重要なのができるだけYesかNoで答えられる質問を投げかけることです。
なぜなら、二者択一で答えられない質問をダウジングで導き出そうとすると、非常に時間がかかってしまうためです。
確かに、ダウジングで複雑な質問に答えることも不可能ではありません。
そのような場合はダウジングチャートという、いわゆるヴィジャボードのようなシートを使用します。
しかし、質問の答えを一文字ずつ拾い上げていくのは非常に手間がかかりますし、何より意味の通る文章になるかもわかりません。
そのため、最初からYesかNoで答えられる質問に絞り込んでおいたほうが、スピーディーに結果が出せるのです。
③ペンデュラムの反応を見る
質問に答えるとき、ペンデュラムは揺れたり回ったりなどの動きを見せます。
ただし、動きの法則性はペンデュラムの持ち主があらかじめ設定しておかなければなりません。
たとえば、Yesなら前後、Noなら左右、どちらでもないときは回転する、というように質問の答えに応じた動き方を自分で決めておきます。
あるいはYesなら時計回り、Noなら反時計回り、どちらでもないときは前後左右に揺れる、というように設定してもいいでしょう。
動き方を設定したら、質問する前にペンデュラムに動かし方を覚えさせておくと、よりスムーズに占うことができます。
「Yesの方向に動いてください」「Noの方向に動いてください」と指示を出して、ペンデュラムがその通りに動けばウォーミングアップは完了です。
ダウジングは他の占術と組み合わせることもできる
タロットカードやオラクルカードなどメインの占い方は別にある人も、解釈に迷ってしまうことが多いのであれば、ダウジングと組み合わせてみるのも一つの方法です。
カードを展開した結果、複数の解釈ができる場合は、どの解釈を選択するべきかペンデュラムに訊ねてみましょう。
たとえば解釈①と解釈②が考えられる場合は、それぞれの解釈について「解釈①(解釈②)は正しいですか?」と質問します。
解釈①が「Yes」、解釈②が「No」と出た場合は、解釈①を選択すればよいのです。
もし解釈①も解釈②もどちらも「Yes」と出た場合は、どちらの解釈にも正しい部分と間違っている部分が含まれている可能性があります。
そのような場合は両方の解釈を踏まえたうえで新しい解釈を展開し、改めて「この解釈は正しいですか?」と質問してみましょう。
また、解釈①と解釈②のどちらも「No」と出た場合は、全く新しい第三の解釈を考える必要があります。
もちろん、ペンデュラムが「どちらともいえない」動きを繰り返したり、ずっと「考え中」のままはっきりした答えが出ないこともあります。
特に、ダウジングに慣れないうちはこのような状態に陥りやすいです。
なかなか答えが導き出せないときはそもそも自分が何について占うべきかわかっていない可能性があります。
あるいはカードを展開する時点で、既に占う方向性がずれているのかもしれません。
心当たりがある場合は、もう一度相談者に話を聞き、何について占えばいいのかを改めて確認してみましょう。
ペンデュラムの選び方
ダウジングを行うにあたり、まずはペンデュラムを手に入れなければなりません。
ペンデュラムとはつまるところ振り子ですから、おもりと糸があれば十分に代用できます。
極端な例を挙げれば、五円玉に糸を通すだけですぐにダウジングが可能です。
ただし、人前で占うのであれば、ある程度見た目の整ったペンデュラムを使ったほうが無難かもしれません。
また、モチベーションを保つという意味でも、お気に入りのペンデュラムを選ぶことは重要といえるでしょう。
なぜなら、他の占術と同様、ダウジングもある程正確な結果を導き出せるようになるには練習が必要になるからです。
万が一、思うように結果を出せなかったとしても、自分で選んだペンデュラムがあれば「せっかく買ったんだし、もう少し頑張ってみるか」と気分を切り替えられるかもしれません。
ペンデュラムにもさまざまな素材や形状のものがありますが、特に多いのは木製、金属製、天然石(パワーストーン)の3種類です。
木製
パロサントやマホガニー、ブナ、ツゲなどの木材をおもりの部分に用いたペンデュラムです。
メリット
・熱や紫外線の影響を受けにくく、丈夫で気軽に携帯できる。
・使うほどに味わいが生まれ、木材ごとの個性がはっきりしてくる。
デメリット
・素材やデザインによっては高額になる場合がある。
特に、珍しい種類の木材を使用したペンデュラムや、彫刻などの飾りを施したペンデュラムは高額になる傾向が見られます。
金属
振り子部分がステンレスや真鍮、鉄などの金属で作られたペンデュラムです。
メリット
・耐久性に優れ、一度買えば長く使える。
・流通している数が多く、大きさやデザイン、価格の選択肢が豊富。
・木材や天然石ほど強烈な個性やエネルギーはなく、持つ人を選ばないため、初心者にも扱いやすい。
デメリット
・これといったデメリットはなし。
強いて言うなら手の脂や汗が残らないようこまめに手入れをしておかないと、変色したり錆びたりするおそれがある程度でしょうか……?
天然石(パワーストーン)
水晶やラピスラズリ、タイガーアイなどのいわゆるパワーストーンとして知られる天然石を振り子部分に用いたペンデュラムです。
メリット
・デザインやカラーのバリエーションが豊富。宝石のように美しく、アクセサリー感覚で持ち歩けるものも。
天然石は色や模様、インクルージョン(混ざり物)が全く同じものは2つと存在しません。自分だけのペンデュラムという特別感も天然石ならでは。
・ダウジングの道具としてだけではなく、ネガティブなエネルギーから身を守るお守りとしても使える。
その日の気分や体調によって使い分けるのもよいでしょう。
デメリット
・石ごとに異なる個性や特質を有するため、相性のよい石を見極めるのが大変。
もともとダウジング向きではない石を選んでしまうと、なかなか正しい結果を得られない可能性も。
ただし、ポイント(先端)が金属でできているペンデュラムなら、石の特性に左右されにくく、初心者にも扱いやすいと言われています。
・石によっては紫外線や熱、衝撃に弱かったり、傷が欠けができやすかったり、退色や変色が現れることもあるため、お手入れが大変。
きれいな状態のまま維持するためには、まずその石の特徴を知るところから始めなければいけません。
天然石(パワーストーン)のペンデュラムを選ぶ際の注意点
天然石のペンデュラムは人を選ぶため、初心者には使いづらいとも言われています。
しかし、相性のよい石さえ見つかれば持ち主を上手にサポートしてくれるため、むしろ木製や金属製のペンデュラムよりも扱いやすい可能性すらあります。
一方で、個性やエネルギーが強く、一筋縄ではいかない石が存在するのも事実です。
それでは、どうすれば自分と相性のよい石を見極められるのでしょうか?
基本的には直感で「どうしてもこの石がいい!」と思えるものを選べば間違いありません。
複数の候補で迷うことがあれば、石の特徴や得意な分野を踏まえたうえで、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。
また、占星術から相性のよい石を導き出すことも可能です。
まずは自分の出生図(バースチャート)を作ってみましょう。
なお、どんな石でもペンデュラムにできるとは限りません。
ペンデュラムとして加工するためにはある程度の大きさと、研磨したりカットしたりしても堪えられる程度の硬さが必要です。
そのため、硬度が低すぎる石や、小さなルースを採るのがやっとの希少な石がペンデュラムとして流通することはありません。
代表的なパワーストーンを以下に紹介するので、出生図と照らし合わせながら相性がよさそうな石を探してみましょう。
水晶
最もベーシックかつ万能なパワーストーンです。
エネルギーの癖も少なく、持つ人を選びません。
浄化の力に優れ、タロットカードなどと一緒に持ち歩けば、それらの道具も一緒に浄化してくれるというメリットがあります。
また、持ち主や道具が持つ潜在能力を引き出してくれることから、占い師としてさらなるステップアップを目指している人や、伸び悩んでいる人にもおすすめです。
水晶と他の石を組み合わせたペンデュラムも多く、その場合は石の持つ特性をさらに増幅させてくれるでしょう。
強い自浄作用を備えているため、頻繁に浄化する必要はありませんが、もともと高度が高く水や紫外線にも強いので、日光浴や月光浴、塩、流水などあらゆる浄化方法が使えます。
こんな人におすすめ
・初めてペンデュラムを購入する人
・タロット占い以外にもダウジングを行う機会が多く、使用頻度が高い人
・丈夫で気軽に持ち出せるペンデュラムが欲しい人
アメジスト
霊性や霊感と縁が深く、直感や洞察力を引き出してくれる石です。
こちらも水晶と同様、優れた浄化作用を持ち、ネガティブな感情から持ち主を守ってくれるといわれています。
丈夫さも水晶と共通しており、あらゆる浄化方法が適用できるのも魅力の一つです。
ただし、アメジストは紫外線に反応して退色するという特徴があります。
そのため、長時間紫外線のもとにさらすのは避けたほうが無難です。
日光浴による浄化も避けたほうがよいでしょう。
こんな人におすすめ
・近くにいる人の感情やその場の空気に当てられやすい人
・刺激に敏感な人や動揺しやすい人
・出生図の天体がうお座、かに座、さそり座、みずがめ座に集中している人
ローズクォーツ
愛と美を象徴する天体である金星を象徴するパワーストーンです。
その人の持つ美質を引き出したり、恋愛へ向かうモチベーションを高めたりする石としても知られています。
内分泌系へ働きかけ、生理不順やPMSなど婦人科系の疾患や不調をやわらげてくれるともいわれているため、特に女性へおすすめしたい石です。
こちらも水晶やアメジストと同様に頑丈な石ですが、太陽光に当てることで退色するおそれがあります。
日光浴による浄化は避け、保管する際は遮光性の高いケースなどに入れておきましょう。
こんな人におすすめ
・特に恋愛にまつわる相談を受けたり、相性を占ったりする機会が多い人
・相談者の感情に寄り添い、安心感を与えるような鑑定をしたい人
・出生図の天体がおうし座、かに座、てんびん座、さそり座に集中している人
スモーキークォーツ
その名の通り煙で燻したようなミステリアスな色合いが魅力の石です。
古くから邪気払いの石として用いられてきた歴史があり、ネガティブなエネルギーから持ち主を守ってくれます。
感情を安定させ、地に足がついた思考をもたらしてくれるでしょう。
クォーツ系は基本的に水晶の色変わりなので、硬度が高く水や熱、塩分などに強い点は共通しています。
ただし、長時間太陽光にさらすと退色してしまうおそれがあるため、日光浴による浄化は避けましょう。
浄化の際は月光浴やセージによるスマッジング、流水などを使用したほうが無難です。
こんな人におすすめ
・不思議な現象や霊的な現象に見舞われやすい人
・感受性が鋭く、些細なことで動揺してしまう人
・出生図の天体がみずがめ座、やぎ座、おひつじ座、うお座に集中している人
オパール
希望の石や幸運の石とも呼ばれる石です。
先の見えない不安や憂鬱な気分を晴らし、人生を希望の光で照らしてくれます。
また、持ち主の潜在能力や才能を引き出す側面もあり、芸術家やクリエイターのお守りとしても重宝されています。
オパールは水分を多く含むという特徴から、熱や太陽光に弱い石です。
日光浴による浄化は変質を招くおそれがあります。
水晶のクラスターやさざれ石、スマッジング、月光浴による浄化がおすすめです。
こんな人におすすめ
・インスピレーションや想像力、クリエイティブな才能を引き出したい方
・ネガティブ思考に陥りやすく、人生に希望を持って臨みたい人
・出生図の天体がかに座、さそり座、うお座、てんびん座に集中している人
タイガーアイ
金運や仕事運を高めてくれるパワーストーンとしてよく知られています。
物事の本質を見極める洞察力をもたらし、判断力と決断力を与えてくれる頼もしい石です。
また、邪気払いの力も強く、周囲の人々や環境からもたらされる悪い影響から持ち主の身を守ってくれるでしょう。
紫外線や水分に強く、硬度も高いことからアクセサリーとして加工されることも多い石です。
常に身につけておきたい人や、長く使えるペンデュラムを探している人にもおすすめします。
こんな人におすすめ
・自分の判断に自信が持てず、迷ってしまう場面が多い人
・常に空気を読んで行動する癖があり、気疲れすることが多い人
・出生図の天体がしし座、おとめ座、てんびん座、やぎ座に集中している人
オニキス
オニキスとは瑪瑙の一種で、日本では特に黒い瑪瑙をオニキスと呼びます。
古くから魔除けや邪気払いの石として重宝されてきました。
精神的な落ち着きや安定をもたらし、最後まで物事をやり遂げる強い精神力を与えてくれる石です。
こんな人におすすめ
・興味の対象が移ろいやすく、目標を達成する前に投げ出してしまいがちな人
・精神的な強さと肉体的なタフネスを同時に手に入れたい人
・出生図の天体がおひつじ座、ふたご座、やぎ座、みずがめ座に集中している人
アベンチュリン
若葉や新芽を思わせる優しいグリーンが特徴のアベンチュリンは、その見た目通り癒しの力に特化した石です。
心身の疲労をやわらげ、リラックスした状態を生み出してくれます。
穏やかなエネルギーでそっと包み込んでくれるアベンチュリンは、どんな性格の人とも比較的調和しやすい石といえるでしょう。
ビジュアルこそ優しげですが、水や熱、紫外線にも強い意外なほどタフな石です。
アクセサリーや彫刻として加工されるほど頑丈なので、気兼ねなく持ち歩けるでしょう。
こんな人におすすめ
・精神、肉体ともに疲れを感じやすい人
・相談者を安心させ、癒しをもたらすような柔らかな物腰や言動を身につけたい人
・出生図の天体がおうし座、かに座、おとめ座、てんびん座に集中している人
フローライト
ブルーやグリーン、パープルなど虹のように移ろう色彩が美しい石です。
頭脳明晰の石とも呼ばれ、記憶力や分析力高めてくれることから、受験や試験に臨む人のお守りとして親しまれています。
また、第三チャクラ(喉のチャクラ)に働きかけることから、コミュニケーション能力を高めてくれる石としても有名です。
なお、フローライトにはへきかい性という、特定の方向にパカッと割れやすい特性があります。
強い衝撃を加えると割れてしまうおそれがあるため、取り扱いには十分に注意しましょう。
紫外線や熱にも弱いため、長時間日光にさらすと退色や変色を引き起こしてしまうかもしれません。
水分や塩分も苦手です。汗や皮脂が付着したら必ず拭き取ったうえで保管しましょう。
調子が悪いと感じたときは、水晶のクラスターやさざれ石、月光浴による浄化がおすすめです。
こんな人におすすめ
・言葉に詰まったり、会話をうまくつなげなかったりする場面が多い人
・人見知りやあがり症で十分な実力を発揮できない人
・出生図の天体がおうし座、ふたご座、いて座、みずがめ座に集中している人
ラピスラズリ
夜空を思わせる深い瑠璃色と、星屑をまぶしたような金色の輝きが美しい石です。
最も古い歴史を持つパワーストーンの一つで、古来より幸運を運び、願望を叶える石として親しまれてきました。
霊性とも深い関わりがあり、持ち主の精神性を高め、邪悪なエネルギーから身を守ってくれます。
なお、市場に出回っているラピスラズリには、美しい瑠璃色を引き出すために着色処理が施されているものがあります。
着衣に擦れると布地に色が移ったり、石の色が変わったりしてしまうおそれがあるため注意しましょう。
また、ラピスラズリは非常にデリケートな石です。
衝撃や熱、紫外線にも弱いため、強く打ちつけたり、長時間日光にさらしたりするのは避けましょう。
酸やアルカリにも反応しやすいので、洗剤などを使って洗うのは厳禁です。
流水にさらすのも、色落ちや変質を招くおそれがあるため避けましょう。
浄化の際は水晶のクラスターやさざれ石、スマッジング、月光浴を用いるのが安全です。
こんな人におすすめ
・人間的に成長する機会や実力を発揮するチャンスを求めている人
・将来的に自立や独立を目指している、あるいは明確な目標が定まっている人
・出生図の天体がいて座、うお座、おうし座、しし座に集中している人
ターコイズ
ラピスラズリが夜空なら、ターコイズは晴れ渡った昼の空を思わせる明るいブルーです。
トルコ石とも呼ばれます。
怒りや憎しみなどのネガティブな感情のエネルギーや、妬みや嫉みなど他人から向けられる悪意から持ち主を守り、危険や災難から身を守るお守りとして古くから親しまれてきました。
ターコイズもラピスラズリと同様、美しい色彩を引き出すために着色処理を施されているものがあります。
布に擦れると色が移ったり、石の色が薄くなったりする場合があるため注意しましょう。
また、ターコイズの大きな特徴として、多孔質が挙げられます。
多孔質とは、表面に目には見えない微細な穴があいている状態のことです。
水や油分などが染み込みやすいので、変質を防ぐために流水で洗ったり、汗や皮脂がついたりしないよう気を付けましょう。
さらに、多孔質という特性上、強い衝撃を加えると破損するおそれがあります。
市場に流通しているターコイズには、樹脂を注入するなどの加工を施して硬度を上げているものもありますが、強く打ちつけることがないよう取り扱いには十分に注意しましょう。
浄化の際は水晶のクラスターやさざれ石、スマッジング、月光浴がおすすめです。
こんな人におすすめ
・人間関係にまつわる悩みやストレスを抱えている人
・どちらかというと引っ込み思案で、ポジティブな考え方や行動力を身につけたい人
・出生図の天体がいて座、やぎ座、うお座、しし座に集中している人
その他の星座別に相性のよいパワーストーン
ペンデュラムのお手入れ方法
人間が休みなく働き続けることができないように、ペンデュラムも常に使い続けていると疲弊してしまいます。
使い終わったらメガネ拭きなどのやわらかい布で汗や皮脂を取り除くなど、日々のお手入れを欠かさないようにしましょう。
それでも調子が悪いと感じたときは、浄化をしてコンディションを整えてあげる必要があるかもしれません。
浄化にはいくつかの方法がありますが、やり方によってはペンデュラムの素材を傷めてしまう可能性もあるため注意が必要です。
ここでは比較的素材を傷めにくく、簡単に実践できる浄化方法を紹介します。
さざれ石・クラスター
水晶のクラスターやさざれ石をトレーや小皿に置き、さらにそこへペンデュラムを置くことでネガティブなエネルギーを浄化する方法です。
紫外線や熱、水分などに触れる心配がなく、素材を傷めずに浄化できます。
アクセサリーをケースにしまうような感覚で、毎日ペンデュラムをさざれ石やクラスターのトレーに置いておく習慣をつけるのもよいでしょう。
ただし、さざれ石の浄化作用は永続的ではありません。
何度か使用するうちに浄化の効果が薄くなっていくため、定期的に交換しましょう。
スマッジング
スマッジングとはホワイトセージなどのハーブを燻し、空間や持ち物を浄化する方法です。
ペンデュラムを浄化する場合は、煙の中にさっと潜らせます。
長時間燻すとニオイがついたり素材を傷めたりするおそれがあるため、やりすぎは禁物です。
スマッジングによく用いられるのはホワイトセージです。
ネット通販のほか、パワーストーンを販売するショップでも取り扱っている場合があります。
火をつけたセージを置く香炉や香皿も必要です。陶製の器や灰皿、アバロンシェルなどの貝殻を代用してもよいでしょう。
部屋の中が煙たくなったり、壁紙や家具にニオイがついたりするのが気になる場合は、スマッジング用のスプレーを使うのもおすすめです。
なお、ホワイトセージはペンデュラムの浄化だけではなく占う空間の浄化や占い前の精神統一にも使えます。
「これから占いを始めますよ」という合図に香りを用いることで、気持ちを切り替えやすくなるでしょう。
特に、ダウジングに慣れないうちは、頭を空っぽにしてペンデュラムを持つというのはなかなか難しく、どうしても雑念が混ざってしまいます。
正しい結果を導き出すため、占う前にホワイトセージを焚きながら瞑想をしてみるのもおすすめです。
※ハーブやお香の香りは動物にとって有害だったり、体調不良を引き起こしたりする可能性があります。
ペットのいる家庭でスマッジングを行う場合は十分に気を付けましょう。
クリスタルチューナー
スマッジングなどでじっくり浄化をしている時間がなく、さっと手軽に済ませたいという場合は、クリスタルチューナーを使う方法もあります。
クリスタルチューナーとは、簡単にいえば音叉のことです。
市販のクリスタルチューナーは、水晶のポイントとチューナーがセットで販売されています。
浄化したいときはペンデュラムに水晶のポイントを向け、チューナーを軽く当てて音を出すだけで完了です。
なお、クリスタルチューナーにはいくつかの周波数があり、期待できる作用はそれぞれ異なります。
浄化や精神統一、ヒーリングなどオールマイティに使えるチューナーを探している方には、4096Hzのチューナーがおすすめです 。
クリスタルチューナーもホワイトセージと同様、空間の浄化や瞑想、精神統一に使えます。
座禅を組むか椅子に座った状態で目を閉じ、チューナーを鳴らします。
音が完全に消えるまで、可能な限りゆっくりと深呼吸を繰り返しましょう。
結局ダウジングは当たるのか?
ダウジングがどうして当たるのか、ロッドやペンデュラムがどのような仕組みで動くのか、はっきりとした原理はまだわかっていません。
確かなのは無意識にせよ、確実に自分の手で動かしているということです。
ではなぜ意識しなくても手が動いてしまうのかという点にはさまざまな説がありますが、個人的には顕在意識では迷っていても、潜在意識では既に答えが決まっていて、それがペンデュラムの動きとして現れるのではないかと考えています。
占いの解釈や判断に迷った時には、ペンデュラムを通して自らの潜在意識に問いかけてみるのもいいかもしれません。
占い師紹介
島谷実郷(しまや みさと)
占星術師・タロット占い師。 探偵事務所調査員や納棺師、ライターなどの職業を経て2017年『占い処 十一時屋』を設立。 2020年5月島根県へ移住。 現在は松江市や出雲市を中心に対面鑑定を行うかたわら、チャットやSNSを利用したオンライン鑑定も受付中。