公転周期:約27日
逆行周期(逆行期間):なし
年齢域:0~7歳
人物:女性、子ども、ペット、母親、妻、使用人
ルーラー(居所・支配):かに座
イグザルテーション(高揚):やぎ座
デトリメント(障害):おうし座
フォール(衰退):さそり座
キーワード:感情、想像力、母性、幼少期、家族、無意識、癖
生まれた日の月がもつ意味
月は10天体の中でも、最も動きの速い星です。
1日で12°ほど進むため、2~3日もすれば隣の星座へ移り、およそ1カ月程度でホロスコープを1周してしまいます。
そのため、生まれた時間が分からないと、月の正確な位置を知ることはできません。
では、生まれた日の月の位置から、どのようなことを読み取ることができるのでしょうか。
月は、主にその人の感情の在り方や考え方のクセなど、内面的な部分を司ります。
太陽と対比してみると、わかりやすいかもしれません。
太陽が「対外的な自分、周りにこう見られたいと思うような自分」だとすれば、月は「プライベートな自分、人にはあまり見せない自分」をあらわしています。
太陽と月が同じ星座や、性質の似た星座に入っていると、いわゆる「外面」と「素の自分」のギャップが少ないということです。
逆に、太陽と月がそれぞれ性質の異なる星座に入っていると、表層と内面が大きく乖離し、生きづらさを感じたり、ストレスを抱えたりすることが多くなる傾向があります。
また、月は「母性」を象徴する天体でもあります。
そのため、月が入っている星座や他の天体との関係を見ることで、その人がどのような幼少期を過ごし、母親からどのような影響を受けたかなどを読み取ることができます。
現在の月にはどんな意味がある?
生まれた日の月だけでなく現在の月も、日々私達に影響を与え続けています。
ただし、月は非常に動きの速い天体なので、仮に強い影響を及ぼすことがあっても数時間~半日ほどで効力を失ってしまいます。
月の影響は、主に感情面や情緒的なコンディションに反映されます。
良い影響があらわれれば、感受性が豊かになり、他人の気持ちを察したり、共感したりする能力が高まります。
芸術的な才能やインスピレーションにも恵まれるでしょう。
逆に、悪い影響が出ればイライラしやすくなったり、鬱々とした気分になったりすることがあります。
また、月の位置だけでなく、満ち欠けも私達の生活を左右する重要な要素です。
実際に、満月や新月が近くなると体調を崩したり、精神的に不安定になったりする人がいます。
特に新月や満月、日食、月食が起きるタイミングは、個々人の生活や社会の流れが変わる特別な節目です。
ひとつのサイクルが完了し、新しいサイクルに入る切り替えどきであると同時に、これまで積み上げてきた努力に対する結果があらわれるときでもあります。
このときに良い結果が出れば、より高いレベルを目指すにはどうするべきか考えたり、新しい目標を立てたりしてみるのも良いでしょう。
逆に行き詰まりを感じているのであれば、思いきってやめるか方向転換するか、決断するのに最適のタイミングです。
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※天体がもつ意味や性質はここに記した内容が全てではありません。
占者や占術により解釈は異なります。
より詳しく知りたいという方は、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。
占い師紹介
島谷実郷(しまや みさと)
占星術師・タロット占い師。 探偵事務所調査員や納棺師、ライターなどの職業を経て2017年『占い処 十一時屋』を設立。 2020年5月島根県へ移住。 現在は松江市や出雲市を中心に対面鑑定を行うかたわら、チャットやSNSを利用したオンライン鑑定も受付中。